南米コンテスト戦記2

南米第三戦目はチリのクリコ。オバロフラットコンテストパート3。このコンテストはクリコ出身のライダー、チェロ主催の大会。チェロはクリコと言う小さな街でただ一人のフラットライダーそして22歳と言う若さで今回で3回目の大会主催。チェロはほぼ一人で運営をこなしテレビ、ラジオ等のメディアをも絡めそしてクリコを代表しライダーとしてプロクラスに参加。そして遠方から来たライダー達のケアから夜のパーティーまで全てを仕切っていた。今回はそんな頑張り屋さんのチェロの為に良いライディングをクリコの街の人に見せたいそんな思いで望んだ大会だった。
大会前はペルー、パラグアイ、ブラジルからもライダーが参加すると噂が有った、チケット等の問題で彼等は来られなかったが、アルゼンチンのメンドーサからオーウェン、ケビン、キティー、リティーやサンティアゴ、パイネ、チリ南部からのライダー達。そして現在アメリカ、フロリダのシルクドソレイユの舞台でも活躍するショーマン池田貴広がサプライズ参加。これにはチリのライダー達が大喜びだった。もちろん僕自身も彼の参加には大喜び。今回は予選8人通過。しかし予選の順位関係無く、くじ引きで対戦相手が決まる方式。イケは予選も決勝バトルも素晴らしいライディング。しかし一回戦で今ノリノリのベンジャミンハドソンに惜敗。イベント的には一回戦でイケ対ベンはもったいなかったなぁと。個人的にはイケ対チリが誇るショーマン、カルロスエスピノーサとのバトルが見たかった。彼等2人なら客に魅せる面白いバトルが出来たと思う。自分は予選で大会で決めた事無い技が決まりご機嫌で決勝進出。相変わらずミスが多かったけど、チリのリア技マスター、セペケーニョ、そして去年のパイネのキングオブM2の準決勝で敗れたコイポにレベンジを果たし、念願のベンジャミンとの決勝バトルまでこぎつけた。しかしベンジャミンに高難度のコンボを次々決められ完敗。負けるにしてももっと良いバトルを演出したかったと言うのが本音。そんなこんなで大会は終わり今回はベンジャミンの車で来ていたため彼の都合で当日中に帰らないと行けなかった為打ち上げパーティーには参加せずに終了。今回も優勝は出来なかったもの今までの大会とは違いスッキリと終える事が出来た。

 

 

そしてクリコの大会から一週間後、南米第4戦目はアルゼンチンのメンドーサ。その名もずばり”メンドーサフラットランドコンテスト”この大会は南米で今まで参加した大会に比べると会場もオーガナイズも一番しっかりしていた。大会期間中はライダー用に無料で宿泊施設も用意されていた。スポーツ総合施設にある一部屋にベットが30台位あってそこががアスリート用宿泊施設になっていた。メンドーサは面白い街だ。イタリア系移民が多いこの街ではイタリアの風習でもあるシエスタ(昼寝)があり、このシエスタの時間になると昼だと言うのにほとんどのお店も閉まり、街中の人もぐっと減る。そのお昼寝のせいなのか老若男女問わず平気で朝まで遊んでいる人が多い。今回の滞在期間ももちろん毎日朝まで遊ぶコースが当たり前になっていた。以前にも約一月程滞在してた事が有るこの街、しかし今回の滞在期間は大会期間中で多数のゲストが各地から来ていると言う事も有って前回の滞在していた時にも増してみんな気合いを入れて遊んでいた。本当に毎日朝までコース。

今回の参加者はチリからクリコの大会の主催者でもあるチェロ、そしてその連れ。そしてパラグアイから自分の教え子であるアルトゥーロガライ、そして大ベテラン、エルウィンペレス。そしてコルドバライダー達+メンドーサ軍団に自分と言う感じ。大会前日にはプラザを貸し切り派手なジャム。ここにはテレビ等のメディアも来ていて、恒例となったテレビのニュースで流すプロモーション用のインタビュー撮影。南米に来てから何度もこう言う形で地元の情報番組に出演する機会が有ったのだが、毎回決まってインタビューの最後に番組の顔である司会者に向けて、〜さんは素敵な人です。とか〜さんはとてもセクシーですとかを日本語で言わされる。そんなこんなをこなしハードな大会前夜のパーティーをこなし大会当日を迎えた。

ショーアップされた素晴らしい会場だった。プロクラスのフォーマットはくじ引きで相手お決めていきなりバトル。一回戦はクリコのチェロ、そして2回戦はあのネイサンペノンゼックの親友で地元出身のアントニオパガニ。順調に勝ち上がり決勝は自分と最近フランスのセイントマートチンとプロ契約を結んだオーウェンボーン。やっぱり地元でのオーウェンは強い。自分は難しい路面で決めきれず。最後のターンは負けが確実な感じだったので、コンセプト流れを関係無くハードを繋げる所まで行こう作戦。ハードスイッチがの意外と繋がっていったがいかんせん決める気が無かったのですっ飛んで終了。しかしこの心意気が評価され決めて無いのにこのコンボがベストトリック賞受賞。今回も2位だった。そして打ち上げパーティーへ。ヘロヘロになりながらもアルゼンチンのダンスを教わったり喧嘩の仲裁した時に流れ唐辛子スプレー食らったり濃い夜だった。街の治安の悪さやライディングスポットの雰囲気から前回の滞在では好きになれなかったこの街だったがそれらの負の要素を押しのける位にこの街には親切で愉快な人達が沢山居る。チリのサンティアゴへ帰る日皆がバス停まで送ってくれた。ライダーや前回の滞在で友達になった仲間達20人位で、僕のバスが見えなくなるまでトイレットペーパーを振って送り出してくれた。参加予定だったパラグアイやその他のコンテストが延期になったため僕の南米でのコンテストはこれで一応終了。

戦績は

チリ、パイネ、キングオブエム2、4位、ベストトリック賞

アルゼンチン、コルドバ、ゴヨコーコンテスト、3位 

チリ、クリコ、オバロフラットコンテスト3、2位 

アルゼンチン、メンドーサ、メンドーサフラットランドコンテスト、2位、ベストトリック賞 

ここからは暫く休憩してしっかり技を整えて新たな大陸へ